暗号通貨ウォレットのセキュリティ層Webacyが400万ドルを調達

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セルフ・カストディ・ウォレットの安全性向上を支援するスタートアップ、Webacyは、Web3に特化した投資会社gmjpが主導し、起業家のゲイリー・ヴェイナチャック、彼の弟AJ ヴェイナチャック、モジラ・ベンチャーズを後援者として、400万ドルのシード資金調達ラウンドを終了しました。

Webacyは、メタマスクのような暗号ウォレットの競争相手というよりは、むしろ技術的なレイヤーです。この技術により、ユーザーは鍵やシードフレーズ、パスワードを必要とせずに既存の自炊用ウォレットにアクセスでき、暗号でよく問題となる資産の紛失や盗難のリスクを軽減するセキュリティ機能を提供します。先月、非化石トークン(NFT)集団ProofのCEO兼共同創業者であるケビン・ローズは、40個の高額な収集品が入った個人財布がハッキングされたことを明らかにしました

“Web3 “に次の10億人のユーザーを迎え入れるには、誰もが自分を守る力をもって取引し、資産を所有できる安全な環境が必要です。2022年には数十億ドル相当の暗号資産が盗まれたり、置き忘れたりしています。私たちは、みんなのために、より安全なWeb3を作ります」と、WebacyのCEOで創業者の磯川舞華は声明で述べています。

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同社はまた、リアルタイムで監視するウォレットウォッチャー、ユーザーがキーやシードフレーズを紛失した場合のバックアップシステム、悪用やハッキングの際にユーザーが安全なウォレットに資産を一括送信できる「パニックボタン」、所有者が死亡した場合に資産が指定した人物に渡るようにする暗号遺言などを含む安全製品群を発表しました。Webacyは、メタマスクHQやVaynerSports Passなどのコミュニティ、ハードウェアウォレットブランドのアークルスなど、多くの企業との提携も発表しています。

このラウンドには、Soma Capital、DG Daiwa Ventures、クアンタムスタンプ、CEASインベストメント、ドリーマーズ、ミライースなどの投資家が参加しています。スタンフォード大学卒業生で元マイクロソフトのサイバーセキュリティエンジニアの磯川氏が設立したサンフランシスコ拠点のWebacyは、2021年後半に未発表のプレシードラウンドで資金調達を行ったことがあります。今回のラウンドで、同スタートアップは500万ドル強を調達したことになります。